心のボール

先日、娘と水入らず、娘の自転車の練習の為に少し自宅から離れた静かで広い敷地の公園へ行った時の事です。

娘はそこで初めて自転車の補助輪を外して乗る事に成功したんです。

 

娘「スゴいでしょ❗」

 

自分は自信満々の表情で明るく元気な娘の姿を眺めながら感慨にふけっていました。

転んで失敗しては立ち上がりを繰り返しながらも何度も何度も自転車乗りに挑戦している娘の姿に子供の頃の自分を重ねていました。

 

人は何かに夢中になる時、例えば初めて寝返りをうった時、初めて言葉を発した時、初めておもちゃというものに触れたとき、初めて友達が出来て楽しく遊んだ時、初めて自転車に乗れた時、そんな生まれて初めての体験した時に無意識の中で人は夢中になれるんだな・・と。

 

大人になった今の自分を俯瞰して見たときにあの頃の輝きはもう無い。

 

人は年月を重ね様々な体験を重ねていくことで楽しい事や嬉しい事がある一方で人生を生きるという厳しさや社会生活の現実を知る事で、子供の頃のように真っ白だったはずの心のボールが大人になるにつれ徐々に黒ずんでいくのも事実

 

だから少しでもあの真っ白いボールのような輝きに近づけるようにいつまでも童心を忘れずに好奇心を大事にしていきたいと思った・・という話です。